私は、2021年の朝ドラ「おかえりモネ」で蒔田彩珠(まきたあじゅ)さんの存在を知りました。
ヒロインのモネ(清原果耶)の妹の、みーちゃんの役で、何か常に陰のある女の子でした。
次に、「妻、小学生になる。」で見て、これも難しい役だなー、と思っていましたが…。
気になって調べてみたら、若いのに、演技派、と評されています。
彩珠ちゃんのあれこれを調べて見ます。
蒔田彩珠(まきたあじゅ)は兄と共に子役から出ていた!
蒔田彩珠さんは、1歳上の兄(次男)がいて、兄は子役でCMに出ていたりしました。
その兄は、蒔田伊吹(いぶき)くんと言って、色んなCMに出ていました。
10歳前後のものが多くて、顔がまんまるで、本当に可愛い‼
女の子と言われても、じゅうぶん通用する柔らかさのある伊吹くんです。
笑顔がまたとても可愛いのです。
エバラの漬物・DHC・ピタQなど、演技や表情もなかなかのものです。
それらを見て、彩珠さんは自分もやってみたい、と同じ事務所に入ります。
7歳で子役としてデビューです。
butter butterというロックバンドのPVには、兄妹一緒に出演もしていましたね。
ただ、伊吹くんは、俳優を続けはいないようです。
彩珠さんとは違い、伊吹くんの気持ち的に、望まなかったのかな、と思います。
しかし、彩珠さんは当時、なかなか大人と話すのが苦手。
まだまだ子どもですものね。
現場に慣れるために、大学の自主制作映画に出たり、という経験をしています。
蒔田彩珠(まきたあじゅ)の学歴・年齢・出身・身長・血液型
蒔田彩珠さんの
学歴:目黒日本大学高校(芸能コース)
蒔田彩珠さんは、元々は違う高校に行っていたのですが、芸能コースがあるこの高校に行っていました。
先に行っていた高校は普通の高校だったので、そこでは普通の高校生活ができた、ということが良かったと語ります。
年齢:2002年8月7日生まれ 22歳
この若さにして、経歴14年なんですね!
出身:神奈川県横浜市金沢区
身長:158㎝
血液型:O型
本名:蒔田彩珠
趣味:ギター、ファッション(古着好き・カジュアル派)
蒔田彩珠(まきたあじゅ)、是枝監督に見い出される
蒔田彩珠さんは、2012年のテレビドラマ「ゴーイング マイ ホーム」に出演します。
10歳の時のこと。
400人くらいのオーディション応募者がいた中で、是枝監督の目に留まったのです!
阿部寛さん、山口智子さんの娘、萌江役。
この子は不思議な女の子で、いつもクール。
是枝監督は、台本をいっさい渡さないで、当日に現場で、本人に話しながら伝えていく、という方法をとりました。
蒔田彩珠さんは、監督がこわい、ということは全然なかったと言います。
でも、監督は、本人に直接的にはほめることはしなかったのだそうです。
しかし、お母さんの方には、勘がいい、柔軟性がある、などと、ほめちぎっていたのですって。
その後、是枝監督の作品にはたくさん出演しています。
映画「海よりもまだ深く」16歳
「三度目の殺人」17歳
「万引き家族」18歳
「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」(主演)
この作品で、第33回高崎映画祭最優秀新人女優賞、第43回報知映画新人賞を受賞。
「朝が来る」18歳
この作品で、第45回報知映画賞助演女優賞を受賞。
大物の映画監督の目に留まったこと。
これはやっぱり蒔田彩珠さんの持っているオーラというか、そういうものに惹かれたのでしょうね。
強い感じではないんだけれど、蒔田彩珠さんの目力は私も惹かれたところですね。
そして、笑った時。
また、ぱっと雰囲気が変わります。
いい魅力を持った女優さんだな、と思います。
蒔田彩珠(まきたあじゅ)は朝ドラ「おかえりモネ」で話題に!
蒔田彩珠さんは、まずは「とと姉ちゃん」に出ていましたが、この時は中学生。
たまきの、子役から時が経って、中学生のたまき役でした。
何か事情を抱えてる女の子だったり、クールな役がよく似合っていた蒔田彩珠さん。
ですが、たまきは、まっすぐな中学生の女の子。
それまでとは違う演技が見られました。
その後2021年、コロナ騒動の中、朝ドラでは「おかえりモネ」が5月~始まりました。
ヒロインのモネを演じる清原果耶さんの妹の未知役を、好演した蒔田彩珠さん。
時折は笑顔を見せるんだけど、ひかえめに、ニコっていうくらい。
津波を間近で経験した人にしかわからない心のトラウマのありそうな女の子、の印象。
実は、津波を察知して、おばあちゃんを連れて逃げようとした蒔田彩珠さん演じるみーちゃん。
でも、おばあちゃんは認知症でもあり、まったく言うことを聞いてくれなかった。
それで、おばあちゃんを置いて逃げた、そのことで自責の念を抱えていたみーちゃん。
最後の最後に、姉のモネに告白した時には、あー、そうだったんだ!と。
こんな難しい役を演じた蒔田彩珠さんを、このドラマで名前を覚えた、という人は多かったかも、です。
蒔田彩珠(まきたあじゅ)の父・母・兄弟は?
蒔田彩珠さんは、両親・上の兄・子役の先輩の兄の5人家族の中で育ちました。
両親、長男は一般の人で、あまり情報はありません。
でも、お母さんには、仕事の話を聞いてもらうことがあるようです。
そして、一度はお母さんと一緒に作品を見るのです。
彩珠さんは、一度しか見ないそうですが、お母さんは、何回もリピートしているとか(笑)
撮影中は、役に集中するので、写りを気にしないようにしている、とのこと。
なので、後日お母さんと一緒に見ることは、大事にしているのでしょうね。
やっぱり女の子。
同性として、気軽に相談できる母親の存在はありがたいことでしょう。
蒔田彩珠(まきたあじゅ)の代表作は?
【映画】
「ゴーイング マイ ホーム」(2012年)
「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」(2018年)
・吃音で、うまく人とのコミュニケーションができない志乃ちゃん(南沙良)に寄り添う音痴の加代役。
「万引き家族」(2018年)
「朝が来る」(2020年)
・中学生で出産し、育てることができなかった片倉ひかり役。
あどけない笑顔、陰っていく瞳、子どもへの思いを泣き声から感じ揺れる心、表情の変化が見物です。
【テレビ】
「ちびまる子ちゃん」(2013年)…まる子の姉のさきこ
まる子役の子とよく似ていて、本当に姉妹のようでした。
「透明なゆりかご」(2018年)…捨て子の赤ちゃんの母、千絵
女子高生役で、お風呂場で一人で出産して赤ちゃんを捨てる、という超難しい役どころ。
出産経験がないので、自身のお母さんに、色々聞いてもらったり、相談したりしたそうです。
絶望的な泣き顔や、看護師清原果耶さんとのにらみ合い、命の重みを感じる表情…。
すべてがすごいな!と思いました。
「おかえりモネ」(2021年)…清原果耶さん演じるヒロイン・百音の妹、未知
「妻、小学生になる。」(2022年)…小学生に乗り移った亡き母の一人娘、麻衣
・石田ゆり子さん演じる母を亡くして魂が抜けたようになっていた頃。
母が小学生の子に乗り移って母なんだ、と理解するようになってからの複雑だけど、うれしい気持ち。
恋が芽生えそうだけど、恋に積極的に向き合えない、微妙な気持ちの揺れ。
そんな時々の表情をちゃんと使い分けているように感じました。
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